道しるべ

火酒とは・・・ ジン、ウォッカ、ラム、テキーラといったスピリッツと呼ばれる酒を指す。 そんなことは全く関係ないこのブログ

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原発事故を考える


 こんばんは、火酒です。東電管内の原子炉が全て停止したそうですね、北海道の柏原発はまだ稼動していますが、これが停止すれば日本にあるすべての原発が停止することになります。
 さてこの間、福島第一原子力発電所の建設記録映像を紹介しました。
 いろいろな思惑があり、いろいろな情勢があり、この福島第一原子力発電所は建設されたのでしょう。それこそ、40年前の最先端技術を用いて。

 はじめに注意をしておきますが、今回のエントリは画像少なめの長文です。僕の文章力、構成力の問題もあり、読みにくいものに仕上がっているだろうことも書いておきます。


 さて、この原発の事業主はご存知、東京電力。東電が運用していたこの原発ですが、事故を起こした当時には、本来の予定道理であれば停止、廃炉となっていた原発でした。
 風向きが変わったのは温室効果ガス排出削減25%の掛け声あたりから。二酸化炭素のでない"クリーン"な発電方法として、注目されたわけですね。国際社会相手に25%削減すると言った手前もあり、何かしら対策を打つ必要がありました。そこで行われたのが福島第一原子力発電所の延長利用でした。

 原子炉の炉心に使われている格納容器。これは鋼鉄製です。そして鉄に限らず、物質というのは放っておけば劣化してく。さらに繰返し応力や、連続負荷がかかる所に用いられるモノは、劣化速度は速い(それを利用した加速試験というのも存在しますが)。

 鉄というのも頑丈なものですが、脆くもあります。このあたりはモノづくりに携わったことがある方は分かると思いますが。そして使っていくうちに、鉄の強度は低下し、壊れやすくなってきます。

 そういった耐性テストを行った上で、大丈夫だという判断を下したのかは甚だ疑問が残る所でもあります。そう考えると、政治的判断というのは結構適当なんだな、とも思ってしまう。そしてこの判断も原発被害を広げた要因なのですが。まぁでも僕も後付で言おうと思えば何でも言えるわけで。
 ただ、確実に劣化しているものに大きな力が加わった場合、どういう結論が出てくる可能性が高まるか、というのは素人にも考えがつくわけで。

 更に、この原発の過去の指摘を遡っていくと、色々と気になる点が出てくるのも事実なわけです。2006年に指摘された事項として、地震で電源が破壊され冷却システムが機能停止する危険性というのがあったわけで。
 福島第一原子力発電所の津波予測は5.7m、それに準じた堤防になっていましたが、それより大きな津波に飲み込まれる危険性もまた、指摘されていました。

 後に、「想定外の津波」や、「堤防を造成しても防げなかった」みたいな答弁を聞いた覚えがありますが、程度問題で考えていくと、そこにもツッコミどころがたくさんあるのがうんざりします。
 例えば津波の高さが15mというのが想定外だったから10mの堤防を作っても無駄だった、言われた時に、仮に津波の高さが10mだったらどう答弁したんだろうかな、と考えてしまうわけで。

 そして、これを想定外で片付けられない事実も存在しています。それは女川原子力発電所の存在。ここは東日本大震災の震源地に一番近い所にあった原発で、大きな揺れ、津波にも襲われたわけですが、震災後は避難所としても機能した原発でもあります。何故か?という疑問の答えも見事に存在しており・・・

20120326a01.jpg

 こういった報告書があるわけですね。これは表紙を一部切り取ったものですが、気になる方のためにリンクを貼っておきます。そして、出来れば沢山の方に見ていただきたいものでもあることをここに記しておきます。

女川原子力発電所における 津波に対する安全評価と防災対策

 歴史上の大震災や津波に関する情報をつぶさに調べ、過去の津波を元に津波の到達高さを検討、そして津波対策に海抜約15mの位置にグラウンドレベルを設定しています。また、引き波で海水位が低下した場合の取水口高さもシミュレートし、冷却水の取得に問題がないような構造にも。

 福島第一原子力発電所と、女川原子力発電所では、こういった違いがあったわけですね。もっとも、女川原子力発電所がほぼ最新鋭技術満載の原発であり、寿命の尽きていた福島第一原子力発電所と比べるべくもないトコロもあるのは確かなのですが。

 都市圏の鉄道、JRや私鉄各線の話に少し飛びますが、これは結構通勤ラッシュ時にも止まりますね。止まる原因は様々ですが、そのなかに「橋脚に車が衝突したため」というのがあります。
 橋脚に車が突っ込んだから橋自体に影響がないかを調べる必要があるわけです。大丈夫だろう、という認識で走らせて二次的な事故でも起きたら事ですし。
 要は、なにかあったら止めて、原因を究明し、安全を確かめる。これを実践しているわけです。安全が確かめられなければ、その時点で考えられる最悪な事態を想定し、行動を取る。

 しかし、福島第一原子力発電所事故当時、実際の対策より対策会議が優先された。会議で決まっていないから動けない、そんな笑えない事態にもなっていたわけです。
 有名なエピソードとしては、海水注水の中断。政府が妥当性を確認できていないので、海水中断を止めろという指示。これを危険だと判断した福島第一原子力発電所、吉田所長は一芝居打ち、止めるとメディアに宣言しつつ、実際には注水を続けたという話がありました。

 東電の事故対策マニュアルもお粗末なもので、無いに等しい物だったとも。その上、最初に公開された事故対策マニュアルはほぼ黒塗り状態という。

20120326a02.jpg

 これでは何もわかりません。事故に取り組む姿勢等が本当にあったのかというと、はなから無かったのでしょう。原発は絶対事故らないから大丈夫、という言葉を何度か耳にしたことがあります。

 確かに東日本大震災は未曾有の自然災害、そしてその津波被害も想像を絶するモノになっています。こんなものを想定しろ、考慮に入れろと言われれば、確かに難しい。
 だからといって、考慮しなくてイイ、というわけでは無かったはずです。後で危険性が分かったのならば対策すべきだったし、そもそも寿命なら、素直に廃炉するべきだったでしょう。
 それに、見事にこの災害を考慮して、乗り切った原発もあったのですから。

 普段電気を使って生活している身としては、原発事故に自分にすべての責任がないと言うつもりはありません。”あの時は”原発があったお陰で生活が成り立っていたのも事実なのですから。
 だけど、調べれば調べるほどに、事業主が、国が対策できた事は沢山あった。そして対応していた事業主もいた。そう考えると、さすがに怒り、というか疑問を覚えますね。

 今回のエントリは、ちょっとした問題提起的に書き上げてみました。誰がどう受け取るか、というのはあると思います。反原発運動をするのもいいでしょうし、自然エネルギーで全てを賄う、と叫ぶのもいいと思います。
 ただ、僕は問題の本質はソコじゃないと思ったわけで、こんなエントリを書き上げてみたわけです。

 まぁ、難しいことを色々考えてみましたが、やはり頭を使うとお腹がすきますw そんなわけでランチパックを漁っていたトコロ・・・

20120326a03.jpg

 鹿児島県産黒豚メンチカツ、なんとも美味しそうな物を発見(賞味期限が気になるところですが、食べたのは賞味期限内ですよ!念のためw)。

20120326a04.jpg

 あたためたほうが美味しそうだと思い、何も考えずにレンジでチン♪ そしたら破裂寸前まで膨張してしまいましたw
 なかなか美味しかったですよ♪

 そんな火酒の道しるべ

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comment

no title

原発は無い方がいいなぁ・・・なんて思ったりするわけで。
だって制御するなんて、出来るとは思えないです。
膨大な維持管理費は、日本の全ての家にソーラーパネルや水車や風車に代えられないかしらと・・・
そんな単純な事じゃないと怒られそうですが、小さな子供たちをみていると考えずにはいられません。

なっつばー|2012/03/27|edit
no title

賞味期限は冷蔵庫に入れておけば、5日位までは延ばしても大丈夫だそうです。

purotoko|2012/03/27|edit
コメントありがとうございます!

>なっつばー 様

もともと、制御に難があるものを
エネルギーとして活用しようとしていますからね~
確かにその予算を他につぎ込めればいいのでしょうが・・・

利権という面倒なものが面倒な気がします。


>purotoko 様

ランチパックは冷蔵庫で、
そうなのですか♪
ネタで買ってきて賞味期限が・・・というのは往々にしてあるので
今度試してみます^^

火酒|2012/03/27|edit
no title

遅くなってしまいました。
次のエントリーがアップされた後で恐縮なんですが、
原発の現場で働いていた方の「原発の怖さ」をまとめた
サイトがありますので、ぜひご覧いただきたいのです。
火酒さんが訴えてるところとちょっと違うかもしれませんが、
読んで見ると素人の管理している原発が起こるべくして起きた
事故だというのが分ります。補足は必要ないでしょう。
ちょっと長いですが、下記のアドレスからアクセスしてみてください。

http://www.iam-t.jp/HIRAI/index.html#about

matsuyama|2012/03/27|edit
管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

-|2012/03/30|edit
コメントありがとうございます!

>matsuyama 様

リンク先拝見しました、
表には出てこない情報が多々ありますね・・・
確かに起こるべきして起こった事故ですね。。。

火酒|2012/03/31|edit

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 基本的には、火酒の日常を。そして時には皆様のお役に立てるようなエントリも書ければいいかな、程度につづっています。

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 一言だけでもコメントを頂ければ元気が出ます、火酒の何かのレベルがきっと上がります。


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 ”道標(みちしるべ、どうひょう)”とは、目的地までの距離や方向を示すために設置されたもの。マイルストーン、一里塚、Milestone。by Wikipedia。
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