おはようございます、火酒です。
ボサッとニュースを流していたら、こんなニュースが流れてきました。
川重が船舶用新エンジン 排ガス削減と燃費向上両立 こういうの、結構好きですね。ディーゼルエンジンなんですが、まず、過給をうまく制御して燃費向上。これは自動車等でもちらほら使われるターボですね。ターボってうまく使えば燃費が上がるんです。
そして気になるのが「出力に応じて燃料に水を混ぜる」というくだり。これはエマルジョン燃料の考え方ですね。単純に考えて、燃料に水なんて混ぜればエンジンは止まってしまいます。水は燃焼しませんから。車の燃料タンクにただ、水とガソリンを入れた場合、完全に分離して水はエンジンに侵入しますが、ガソリンは取り残されます。
ただ、水の爆発力ってのは結構すごいものがあって、きちんと熱量を与えてやれば、18グラムの水は22.4リットルに膨れ上がる。そしてエマルジョン燃料は水と油を分離させずに混ぜ込み、それを燃料として使う。油はエンジン内で燃焼し、爆発するとともに熱を出す。水は余剰熱を取り込んで爆発する。
エンジンの余剰熱を有効活用し、排熱も抑える、と。なかなかな技術です。今回の船舶エンジンの場合は、燃焼中のエンジン内に直接水を噴射するものだとは思いますが。
そんな火酒の道しるべ